エール

『生きろ。』

かつて不慮の事故で自分を庇い、帰らぬ人となったマスターの最後の命令を守るため、メガミデバイスの「生きる証」であるバトルに身を投じ続ける孤独なメガミ。

手を加えられる人がいなくなってしまったため、ジャンク漁りやバトルリワードで使えそうなパーツや資材を調達、各地の施設を借りて試合のダメージや経年劣化を補修するという日々を送っている。
規格外品を継ぎ接ぎし続けた結果、元の機種が何だったのかマニアが見ても分からないほど原型を留めておらず、オリジナルの部分が残っているかすら不明なため、元々持っていた機能はほぼ全て失われていると思われる。
BPも素のWISMに毛が生えた程度の水準でしかないが、数え切れないほど乗り越えてきた戦いの中で磨かれ続けた卓越した技量、膨大なデータの積み重ねによる知識・経験は底無しと称されるほど深く、特に戦術面においてはマスターを失ったハンデを物ともしない。

その戦いぶりは時折大きな番狂わせを見せるため、高ランクのメガミの中にも一目置いている者がいる程。
AIはその辺のメガミマスターより長生きとしか思えないほど大人びており、「実はメガミデバイスが世に出る以前から稼働していたのでは？」と言われる事もあるが、彼女は黙して語らない。

●エクス・イミテイト
唯一の固有武装。
透き通った刀身を持つ不思議な実体剣で、一種のレーザーブレード式。
これを手にマスターから見様見真似で身に着けた体剣術を繰り出すというのが主な戦闘スタイル。
かなりの骨董品のはずだが、素の状態で最新型のセイバーとも難なく斬り合える他、発振状態ならエネルギーシールドすらブチ抜けるなど、下手な現行モデルを上回る攻撃性能を誇る。
だが特筆すべきは内部で、太陽や大気中のエネルギーを変換し続ける事で得られる無尽蔵のエネルギーや、稼働時に生じた余剰エネルギーを蓄積、解放する事で瞬間的に本体の性能を跳ね上げる一種のブーストと言った機能が確認されており、性能で上回る相手とも渡り合えるポテンシャルを与えている。
またその膨大なエネルギーを利用し、剣自体をエネルギー源として用いる事も可能。彼女自身もこれで日々のエネルギーを得ている。
このように他に類を見ない特徴を備えるため、旧式どころかロストテクノロジーでは、と言う声もあるが、どうやらマスターの形見らしく、誰にも触らせないため謎に包まれている。
銘はBPスキャンの際に明らかになったものだが、「模倣」という言葉が何を指しているのかは定かではない。


使用パーツ
使用キット

天使型アーンヴァル
バレットナイツEX　エクスキューショナー（余剰パーツ）
FAガール　轟雷改
FAガール　アーキテクト
FA　フレームアーキテクト００１　グレー
FA　三八式一型　榴雷・改
FA　RF-Ex10　バルチャー改
MSG　エクスアーマーB
MSG　サーベル＆ハンマー
MSG　プラユニット　フックⅡ
MSG　プラユニット　ケーブル
MSG　バイオレンスラム
MSG　メガスラッシュエッジ
MSG　プラユニット　シリンダー
他　布、電化製品のケーブル、ランナーの切れ端など